押さえておきたい「中性脂肪」について

これまでより健康に興味を持つ人が増え、
各媒体で体重コントロールやダイエットが大々的に扱われるようになり、
「中性脂肪」について聞くことがあるでしょう。

しかし、具体的に中性脂肪を知っているかと言うと、
しっかり把握していない人がたくさんいるのです。

そこで、正確に中性脂肪について知るために説明を見ていきましょう。

中性脂肪という名前についてですが、
これはアルカリ性でも酸性でもなく中性であるということを指します。

どのようにして中性脂肪が作られるのかというと、
食べ物から脂質を摂取することであったり、
糖質などを原料にして肝臓で生成されるものがあります。
これらにより、生み出された中性脂肪は皮下に溜め込まれます。

中性脂肪というと悪いイメージですが、
必ずしもそうとは限らないことを知っておきましょう。

必要量を超えてしまうと健康に支障きたす中性脂肪ではありますが、
大切な役割をいくつも果たしているのです。

人の体のつくりは、エネルギーが足りないと感じる場合や
運動しているときなどには、中性脂肪を燃やすことで必要な力を得ています。

そして、体温を安定化させたり、人間の体が外部から受ける衝撃を
軽くしたりすることにも有用なのが中性脂肪と言えます。

それで、必要な場合のために皮下に貯蓄されている過
度ではない中性脂肪であれば、まったく問題ないのです。

けれども、暴飲暴食や運動不足が原因で中性脂肪が
増えすぎてしまうと、脂肪層の貯蔵分が増大して、
血液中や肝臓にまで溜まってしまうことになります。

中性脂肪が余分に溜め込まれてしまうと、
見た目の悪い肥満になるだけでなく、
体にトラブルを起こす憎むべき存在なのです。

自分の中性脂肪値が安全値を超えていると、
心筋梗塞や高血圧などの病気や、
多くの病気の原因となる場合が多いので注意が必要です。

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